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抹茶の日に野点の春を想う

 

 こんばんは。立春を過ぎてから急に寒さが戻ってきました。

 

 きょう2月6日は抹茶の日だそうです。2と6で、フロ(風炉)の日という語呂合わせには、少々「?」が浮かばないでもないですが、せっかくですから前向きに受けとって一服。


小さな湯呑みを小服茶碗に(器:齋藤由希子 作 茶杓 初田徹 作)
小さな湯呑みを小服茶碗に

煤竹茶杓は私の近作です(器:齋藤由希子 作 茶杓 初田徹 作)
煤竹茶杓は私の近作です

 梅も咲いたことですし、じきやってくる春を想って、厳寒の昼下がりに野点の気分で薄茶を。陶芸家の齋藤由希子さん作の器は、もとは湯呑みとしてつくられたものだったとおもいます。ほどよい大きさに、ほどよい厚さで、まだ寒さの残る時期に小服茶碗として使うのも良いかと。(齋藤由希子さんの器は吉祥寺のOUTBOUNDで求めました)

 

 最近削りあげた自作の煤竹茶杓の使い心地をたしかめつつ。


(器:齋藤由希子 作 茶杓 初田徹 作)
薄茶を点てます

器:齋藤由希子 作 / 煤竹茶杓:初田徹 作
器:齋藤由希子 作 / 煤竹茶杓:初田徹 作

 あとふた月ほどで桜が満開、花見の季節になります。花見といえば酒盛り、というのも楽しみ方の一つですが、日の高いうちの花見には和菓子と抹茶で野点を楽しむのも一興ではないでしょうか。

 

 北風のいまは頭の中に咲く花と野点を想いながら、仕事の合間に室内でお茶をいただいています。