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掛花籠を置いて用いる ~オンライン小品展 第一部 花の生け替え~

 

 こんにちは。オンライン小品展の第一部はそろそろ会期の折り返しです。

 

 展示作品の花を生け替えてみました。

 

 作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』 の展示では、掛花籠ながらも置いて用いることもできます、とご紹介しました。その実例の写真がありませんでしたので、展示替えがてら写真を撮りました。


作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』竹工芸家 初田 徹 作
作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』初田 徹 作

 置いて用いる場合には、付属のオトシ(水を入れる器)は外して、手持ちの小さな小瓶を籠に仕込み、そこに花を入れています。

 

 籠の背面に編んである環が支えになり、三点支持で安定します。リョウブをやや高く生けて、やや低い位置にアジサイを配しました。たとえば地面に捨て置かれた古道具の下から、新緑が勢いよく成長してくる初夏の景色を思い浮かべながら。

 

 ほんとうは紫陽花はもっと低く、咲いた花とともに籠が隠れるくらいに入れて良いと思います。今回は作品の籠と編み目の様子が見えるように、葉も間引いて高めに紫陽花を入れました。

 

 籠の中ほどの透かしになっている部分、格子状の編み目に茎を挿すことで花が安定します。中に入れる器の工夫次第で、様々にアレンジした使い方のできる籠です。下に、掛花籠として用いた際の写真もあらためて載せます。


作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』竹工芸家 初田 徹 作
作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』初田 徹 作

 第一部の各作品は以下のリンクからご覧いただけます。 

 

・作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』

 

・作品No.2『籐組網代掛花籠』

 

・作品No.3『籐組網代掛花籠』

 

・作品No.4『網代細編掛花籠』

 

・作品No.5『籐組掛花籠』

 

・作品No.6『網代編掛花籠』

 

・作品No.7『籐組掛花籠』

 

・作品No.8『籐組掛花籠』

 

・作品No.9『煤竹掛花入 鉈目』

 

・作品No.10『煤竹小花入 一輪』

 

 

 展示後半もご来場をお待ちしております。