人形町のよし梅 芳町亭でのグループ展「うるわしいもの」を終えました。ご来場くださいました皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
会場で撮影した写真を掲載致します。今回は詳しい説明は致しません。淡い光の和室での展示の雰囲気を感じていただければ幸いです。
昨年秋につづいて二度目のグループ展となりました。
前回は展示の出品作だった『白錆花籃』はその後、よし梅さんの蔵品となり、日々花入として用いていただくなかで、だんだんとこの場所に馴染んできたようです。いまやすっかり根を下ろして、ごく自然に在るように感じました。
よし梅芳町亭さんは料亭として長く営業をつづけてこられた場所です。現在の状況下ではランチ・カフェ営業等もされております。また若女将の高野千彩さんは、いけ花の教室も運営されています。
隅田川から程近い人形町。川下の東京湾から上ってくるのか、海鳥の声も聞こえます。中庭に面した座敷で聞く海鳥の声は、なんとも不思議なもので、山に囲まれた京都とはまた異なる、江戸ならではの風情、そこに居ることでしか分からない何かを感じる場です。