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中国茶器、制作中。つぎの展示へ

 

 こんにちは。開花した桜が日に日に大きくなっています。

 

 4月末からの二人展、5月中旬の個展へ向けて、中国茶器についてもとりどり制作中、追い込みに入っています。


茶則と中国茶杓、いずれも古材の煤竹にて|竹工芸家 初田 徹 作
茶則と中国茶杓、いずれも古材の煤竹にて

茶則と中国茶杓、拭き漆で|竹工芸家 初田 徹 作
煤竹茶則と煤竹中国茶杓、拭き漆で

 明るい色味の煤竹中国茶杓。表皮に無作為に刻まれた古傷は虎の尾のような景色です。細くて優しい佇まいは、あるいはトラ猫の尾かもしれません。茶則は深い色味の煤竹です。こちらの二点はいずれも拭き漆を施しています。


緑の上に土筆
緑の上に土筆

 土色や灰色だった地面に緑が少しずつ戻ってきて、その合間から新たな命が芽吹いています。

 

 私も篭りつづけていた半年から、そろそろ外へ出て皆様と再会する準備を。一ヶ月後から、展示の季節がまたはじまります。お会いできますように。