こんにちは。はやくも7月は下旬に差し掛かります。
早かった梅雨明けからの連日の猛暑とは打って変わり、しばらくは雨つづき。災害級の大雨の地域もあるようで心配です。じとじとした雨かはたまた猛暑か、極端な天気ばかりでは心身が疲れますね。
青い松葉も、紫の藤の花もひとしく雨に濡れています。
紫陽花はぐったり。今年の紫陽花は小さな雨に濡れながら生き生きと咲く姿よりも、乾いて萎れたり、大雨に打ち付けられて俯く姿ばかりを見た気がします。
そういえば今年は梅雨が明けても蝉の声が聞こえないな、と思っていましたが、一週間ほど前からようやく聞こえはじめました。考えてみればまだ7月中旬ですから、鳴きはじめとして遅いわけではありません。
(この下、ふたつめの写真に蝉の抜け殻が写っています。昆虫が苦手なかたはお気をつけください)
人工物であるコンクリートの上に残された蝉の抜け殻を見ると、地球外のどこかから降り立った宇宙船のようにも見えます。
あるいは人類よりも先に地球上で繁栄を極めて、すでによりよい星へ移ってしまったあと、地球に残った者たちの子孫かもしれません。後に現れた人類の行いを観察して、本国の仲間へ報告しているのか。
このところ、実は少々忙しく、余裕のない日々を過ごしています。
連続した展示に全力を注いで、色々の物事を後回しにしたところへ、予定にはなかった出来事も重なってしまい。巡り合わせとはそういうもの、自ら招いた状況です。
子どもの頃のように夏を純粋に楽しむことがむずかしいのですが、身近な緑のそばをひととき散策して空を見上げると、少しだけ童心にかえります。