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花籠と茶杓をアートフェア東京に搬入、設営しました。3/7より展示がはじまります。

 

 こんにちは。昨日、東京国際フォーラムへ出かけ、3/7よりはじまりますアートフェア東京のための作品搬入と設営をおこないました。


華雪さんの書の作品『花』と初田徹 作の透かし編みの掛け花籠
華雪さんの書の作品『花』と拙作の透かし編みの掛け花籠

 MIN GALLERYの展示スペースは入場チケットがなくてもご覧いただけるエリア、Crossing C002です。華雪さんの書の作品『花』の隣に、私の掛け花籠が展示されています。

 

 書や竹工芸のほかにもジュエリー、水晶やガラスの器などが同ギャラリーより展示されます。アートフェア東京に出品される多くの作品は大きくカラフルで存在感のあるものが多いですが、MIN GALLERYの展示には異なる空気が流れています。

 

 展示を巡って少々の疲れを感じた際に、一服の気持ちでお寄り下さいますと幸いです。

 


煤竹茶杓『犀の角』共筒、共箱付 初田 徹 作
煤竹茶杓『犀の角』共筒、共箱付 初田 徹 作

 今回、表には展示していませんが新作の茶杓も出品いたします。

 

 煤竹茶杓『犀の角』共筒、共箱付 初田 徹 作

 

 銘は「犀の角のようにただ独り歩め」で結ばれる一連のブッダのことばから引用しました。中村元 氏の訳が岩波文庫より『ブッダのことば』として出版されています。同書の蛇の章の第三「犀の角」に基づいています。

 

 同書より少し引用しましょう。「寒さと暑さと、飢えと渇えと、風と太陽の熱と、虻と蛇と、ーーーこれらすべてのものにうち勝って、犀の角のようにただ独り歩め。」

 

 きびしい言葉です。そして本当の意味は簡単には分かりません。その言葉を座右に、という心を込めて茶杓の銘としました。


煤竹茶杓『犀の角』共筒、共箱付 初田 徹 作
煤竹茶杓『犀の角』共筒、共箱付 初田 徹 作

 この茶杓は筒と茶杓の寸法を刀の鞘のようにピタリ合わせました。

 

 筒の内径は竹の固有の径が決まっていますので、茶杓と筒の素材同士の相性がまずあって、そのうえで精度良く加工する必要があります。

 

 茶杓そのものの魅力と、上記のような筒に関するたいへん地味な見所を、実物でお確かめいただけましたら幸いです。

 

 『犀の角』という銘はいずれ茶杓につけようと、心に留めておいた言葉のひとつです。ようやく形になりました。



 写真は搬入時の様子です。いまはまた少し様子が変わっているはずです。

 

 3/8(土)は私も会場に居ります。閉場まではいないかもしれません。

 

 ぜひご来場ください。